あこがれ
先週は、もう本当に休んでしまおうかと何度も思っていました。
“しんどい” “もういやだ”
そればかりに囚われて、目隠しをぎゅうぎゅうしていくような夜。
3時、4時に目が覚めて、そこから眠れなくて、
どうしたら休めるか、ばかり考えている自分がいやでした。
でも、休まずに1週間が終わって、もう日曜の夜です。
1日休んでしまうと、もうずっと行けなくなる気がして、なんとか行き続けてました。
目の下に、冬眠前のクマがどんどん増えていったので、
それなりによれよれな感じはしていたのかもしれないけど。
朝6時半に家を出て、ひどく混む満員電車に乗ってると、
みんなえらいなぁ、とつくづく思うのです。
立ったままガクンガクン寝てる人も、
大きな口を開けて寝てる人も、みんな毎日どこかへ向かい続けてる。
なにか大きなことを成し遂げなくても、
淡々と毎日を生きていく人たちこそ、えらいんだと思う。
通学路に植わっていたつつじも終わって、緑が青々としていて、
光合成って、気持ちよさそう。
と、友だちに言ったら笑われてしまいました。
だけど、本当にそう思う。
体の中に緑色の葉緑体があって、酸素を作り出せるって清々しいし、
みるみる生き返ることができそうで、私もしてみたいです。
光合成という言葉自体、久しぶりに思い出したけど、5月の空の下で緑たちは本当にうれしそう。
ずっと勉強をしなきゃ、しなきゃ、しなきゃ…とじりじり焼かれてるけど、
できれば、もう少し心に栄養をやりつつ暮らしていけたらいい。
しんどい気持ちも、光合成みたいにすーっと出していけたらいいな。