そんな約束はない | 雑音を纏いながら。

そんな約束はない

久しぶりに、たくさん泣きました。



うすうす感じてたけど、ずっと見ないフリ、気づかないフリをしてて、

でも、そういうフリにもずいぶんと疲れてしまっていたらしい。


気づいてしまったら、もう全部がダメな方へ流れていく気がして、

私はずっと、昔から同じところばかりぐるぐる回っている気がして、

それがとても怖かった。


また、寝込んでしまって、朝起きられなくなるのが、ずっと怖かったです。



自然の移り変わりに心が揺れるのも、

イヤホンから流れる音楽がいつもより大きく感じるのも、

朝の大阪駅でヘリコプターになりたいと思うのも、

みんな、合図だった。


自分へのそこはかとない違和感。

声が、話し方が上滑りして、そのままずっとズレていく感じ。


こういう風に感じるのも、沈んでるからだって、

沈んでるなりに、毎日なんとか行けてるのは成長のしるしだって、

そう思い込もうと、ずいぶんがんばっていたらしい。


低空飛行のまま、ぷーんと飛び続けて、ごまかしつつやっていけるって、思い込もうとがんばってた。



それも、本当の私。


がんばり続けられません、と小さく合図を出し続けてたのも、本当の私。



私が私じゃなかったら、

すぐにでも手放すのに、こんなのはイヤだ、って、言いながらぼたぼたと涙がこぼれました。

鼻も詰まるし、泣くというのはこんなにもみっともなかったんだなぁと思いながら。



シンプルに生きていきたい。

いつもにこにこして、感じよく滑らかに生きていきたい。

そういう風に、理想を掲げることさえ、じわじわ自分の首を絞めるようで。


なんとか今の自分と折り合いをつけて生きていかなくては、という風に諦めるのも、

やっぱり、じわじわと自分をすり減らしていくようで。


ストレスがたまるというよりも、

少しずつ、自分が摩耗していくという感じの毎日を、

1か月くらいは続けてみたんだけれど。



想像以上に、疲れてたみたいでした。


今の自分は、やっぱり調子が悪くて寝込んでた何年か前の自分とすごく近くて、

すぐにでも、そっち側に転んでしまいそうで、

それがすごく怖くて。


そうならないよっていう約束は、どこにもなくて、

心の隅に、そんな不安をずーっと抱えてきてたみたいです。


今、落ち着いて考えてみたら、

そうならないっていう約束はないけど、

そうなるっていう約束も、たぶんない。はず。



本当にたくさん泣いて、こんなに涙があったのかっていうくらい泣いて、

少しすっきりしました。


なにも解決してないけど、

そもそも問題なんて、ないのかもしれないし。


私はきっと、死ぬまでこんな感じで、悩んだり泣いたり知らないフリをしてうまくいかなかったりを、

ずっと繰り返していくんだろう。


こんなめんどくさい自分は、とてもイヤだけど、

でも、全てがそぎ落とされてシンプルになったら、それはもう、私ではないんだしなぁ。



やっぱり、どこかで折り合いをつけるためにも、時々泣いたりするのは必要かもしれないです。